体験談から学ぶ引越し術

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体験談から学ぶ引越し術

ご近所挨拶と付き合い

 「隣に越してきた○○と申します。よろしくお願いします」
 以前、仕事で赴任した街で入居したアパートで近所を訪ねたときのこと。そのアパートは繁華街の一角にあり、多彩な住民がいた。あいさつした人は、飲み屋さん(ホステスさんかママさん)、トラックドライバー、その筋に近い雰囲気の人、アパートの1階部分(アパートは2階と3階)で店を開いている元気なおじさんなど。
 一回りして思ったことは、人種のデパートみたいなアパート。それほど付き合いはないだろうけど、会話が成り立たなそうな気がした。
 

で、なぜか1階で店を開いているおじさんには気に入られてしまった。それから、店の前を通って目が合うと、必ず声を掛けられるようになった。暇なときならいいけど、忙しいときやナイーブな気分のときもあるのに。
 でも、許してもらえず、「おっす。元気か」と、明るく元気に話し掛けてきた。しかも、当時は人付き合いが今よりもっと苦手だったのだ。だから、だんだん辛くなってきて、店の前を通らないように、気づかれないようにするようになってしまった。
 今思えばたいしたことはない。でも、当時の私には悩みだった。違うアパートにすればよかったと真剣に考えていた。
 もう少しおじさんと仲良くしておけば、地元の情報を教えてもらえたかもしれないのに。懐かしくも、ちょっと恥ずかしくも思い出す、引っ越して悩んだ体験談。

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